2020年の冬至はいつ?冬至とは?ゆず湯のやり方かぼちゃを食べる意味や冬至の食べ物といえば?
師走に入り、クリスマスシーズンに入るとニュースや天気予報などよく耳にするワード「冬至」。
2020年の冬至はいつなのか冬至とは?ゆず湯のやり方かぼちゃを食べる意味や食べ物をみていきます。
2020年の冬至はいつ?冬至とは?
冬至という言葉を耳にすると本格的に季節が冬を迎えたことと感じますよね。
毎年、冬至は12月22日頃にあたり、年によって21日になったり、23日になったりすることもあります。ちなみに2020年の冬至は「12月21日」になります。
では、冬至という言葉の意味をご存知ですか。
冬至とは一年で一番日照時間が短く、夜が長くなる日のことを意味します。
古代は、冬至を一年のはじまりの日であると大切にされ、冬至に祝祭など盛大に行われていたといわれています。
これは、1年で一番日照時間が短い冬至を迎えるとその翌日から日照時間が長くなっていくという考え方から、冬至は太陽の生まれ変わりの日と捉えられるようになったことが由来です。
また冬至は中国や日本では、一陽来復といって運気が上昇する日ともいわれています。日照時間が短くなり、太陽のパワーが一番弱まる日であると同時に、この日を境にパワーが再び甦る日であると考えられ、冬至を境に運気が上昇していく日とされているんですよ。
冬至にゆず湯に入る理由とは?やり方は?
冬至といえば、あなたは何を連想しますか。
ゆず湯を思い浮かべた人が多いのではないでしょうか。
冬至にゆず湯に浸かると一般的には風邪予防やお清めという意味を持つといわれています。
ゆず湯に浸かる理由には諸説あり、詳しく見ていきましょう。
1つ目は言葉遊びから、冬至にゆず湯に入る習慣ができたからと言われています。
冬至=湯治、ゆず=融通という語呂合わせから、冬至にゆず湯に浸かるようになったと言われています。
湯治とは、温泉に入ることで健康回復させることを意味します。
融通が利く湯治=柚子が効く冬至という語呂合わせの意味合いを指し、冬至に柚子風呂に浸かるようになったと言われるようになったとのです。
2つ目は、運気をあげる前に自分自身を清めるという理由からです。
冬至とは1年で1番日照時間が短い日のことを言います。冬至を迎えると翌日からは日が長くなるという意味でもあり、この日を境に太陽のパワーが甦る運気が上昇すると言われています。
運気が上昇する前に自分自身を清めるために、強い香りには邪気が近寄りにくいと言われ、香りの強いゆずをお湯に入れることが身を清めるために最適だったのです。
では、実際にゆず湯に入るにはどのようにすればいいのでしょうか。
ゆず湯のやり方には地域によって異なることもあり、これといったやり方はありません。
たくさんのゆずを丸ごとお湯に浮かべるやり方、ゆずを半分にカットしてお湯に浮かべる方法などあります。
たくさんのゆずを用意することが難しい場合は、皮に切れ込みや削ることでゆずの匂いが強くなります。
しかし、ゆずをカットしたり切れ込みを入れるとゆずのリモネンという成分が出てしまい、肌が弱い人にはピリピリと感じることがあります。肌が弱い人はガーゼに包んだり、洗濯ネットに入れ、直接肌に触れないようにするといいですよ。
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かぼちゃを食べる意味は?冬至の食べ物は?
冬至には、ゆず湯の他にもかぼちゃを食べる風習があるのをご存知ですか?
本来、かぼちゃは夏の野菜ですよね。しかし、風邪予防に効果のあるビタミンAやカロチンといった栄養素が入っており、長期保存が可能なことから昔の人の知恵としてかぼちゃを食べる風習があります。
また冬至には、にんじんや大根のような「ん」のつく食べ物を食べ、運盛りとして縁起を担いでいたといわれています。かぼちゃも漢字で表記すると「南瓜(なんきん)」となり、「ん」のつく食べ物の一つとして食べられていたのです。
また冬至には「冬至の七種」と呼ばれるものがあります。昔の人たちは冬至に運盛りとして冬至の七種をお供えしてきたのです。七種とは、蓮根、人参、南瓜、銀杏、金柑、寒天、饂飩のことであり、全てに「ん」がつく食べ物が含まれています。かぼちゃもその1つとされています。
他にも冬至には、邪気払いをするために赤い色であることから小豆粥や赤飯食べたり、1年間で体内に溜まった砂を出す砂おろしのためにこんにゃくを食べるなどの風習もあります。
古代の人にとって冬至は、縁担ぎをするための大切な日としていたため、こう言った運盛りを行い、現在に風習として残っているのですね。