柿沢川堤のかんなみ桜並木(静岡県方郡函南町)

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河津桜の名所と言えば、南伊豆 河津町にある桜並木が全国的に有名で、2月後半ごろからお花見の観光バスツアーが関東や東海地方一円より大挙し、それに輪をかける形でマイカー族で現地の道路は毎年大渋滞を起こすほどの人気スポットです。

 

一度は行ってみたいお花見スポットであることは間違いありませんが、道路の渋滞や人混みを敬遠される方も多いと思います。

そこで静岡県の隠れた河津桜の名所をご紹介しましょう。静岡県三島市の南の田方郡函南町という町に柿沢川が流れています。

 

川の堤防改修工事が行われた際に、地元の皆さんが寄付をして2001年ごろから河津桜を植樹、今では400本余りの桜並木が柿沢川堤の両側に見事な桜並木が出来ています。

この川堤からは雪を戴く富士山や箱根連山を眺めることが出来ます。また土手一面にはこれも地元の方々が種を蒔いた菜の花が花を咲かせています。

 

このスポットは静岡に永く住んでいる住民でも知らない方が多く、平日は人気も少なく、のんびりと河津桜や菜の花を愛でながら、川堤を自分のペースで散策してください。

ゆっくり歩いても40-50分あれば、一周できる散策コースですが、道は平坦ですから、お年寄の方にも楽しんでもらえるスポットだと思います。

 

地元の方々のウォーキングコースでもあるようで、すれ違う度に「こんにちは」とご挨拶されますので、大変気持ちの良いところです。

 

里山ののどかな田園風景がそのままに残る場所で、鳥のさえずりも沢山聞こえますし、川の水の中では鯉が泳いでおり、水面近くには鴨や川鵜、翡翠の姿も見ることができます。このスポットの難点は強いて言えば3つあるかと思います。

ひとつ目はアクセスがあまり良くないことです。路線バスを利用するか、マイカーで行くしかありません。

三島市内からですと、車で30分前後、熱海からも車で30分前後で到着します。二つ目は観光スポットには珍しく、駐車場が限られていることです。月曜日以外なら、畑毛温泉にある公益財団法人 モラロジー研究所 廣池千九郎 畑毛記念館の駐車場が解放されますが、収容台数は20台と少ないです。

これ以外に駐車場はありませんから、ここが満車の時は、近くのコンビニか食品スーパーでちょっと買い物をされて短時間駐車させてもらうしかありません。

3つ目は周囲に食事処も少ないことです。

コンビニかスーパーで軽食を取るしかありません。トイレも川堤には見当たりませんでしたので、コンビニかスーパーで済ますしかないと思います。

とてものどかな田園風景を眺めながら、のんびりマイペースでお花見を楽しまれたい方は是非お出かけ下さい。

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