おせちの由来や起源!おせちの中身の由来や意味は?

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おせちの由来や起源は?おせちの中身の由来や意味は?

 

お正月に食べるおせちですが、由来や起源を知っていますか。

おせちの由来や起源、おせちの中身の由来や意味をみていきます。

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おせちの由来や起源は?

皆さんお正月におせちは食べますか。
一人暮らしの方はあまり食べないかと思いますが、実家では食べていた、という方も多いと思います。

ご存知だとは思いますが、おせちとはお正月に食べる正月料理のことですよね。
もともとはお正月だけでなく、節会や節句のたびに一年を通して作られていたそうですよ。
中国の五節供に由来するらしく、奈良時代には朝廷内で現在の原形のような形で執り行われていました。
ただ、今とは違いその頃はまだ高盛りのごはんなどが食べられていたそうです。
江戸時代に武家作法が中心となって、お正月料理として形作られました。

この頃にはもう庶民にも親しまれ、関西では「蓬菜(ほうな)飾り」、江戸では「食積(くいつみ)」、九州の佐賀・長崎などでは「蓬菜台・手懸け盛り」と呼ばれていました。
年神様に向け三方などでめでたい食べ物などを床の間に飾ったり、年始の挨拶に訪れた客に振舞ったり、家族で食べたりしていました。
天明の頃(1781年~1789年)まで食べられていたおせちはそれ以降飾るだけとなり、現在のような重詰めへ移行していったそうです。
ただ、お膳に盛られた料理とお重に詰められた料理が別々に用意され、お膳の料理が「おせち」で、重詰めされた料理は「食積」と呼ばれていました。

お膳に盛られていた煮染めなどの料理がだんだんとお重に詰められるようになり、おせちと食積の融合が進んだのは明治時代以降のことでした。
そこからお重のほうがおせちと呼ばれるようになり、第二次世界大戦後にデパートなどで見栄えを重視した重箱入りのおせちを販売したことから、おせちとして確立したとされています。
現在の形になるまでに、様々な紆余曲折があったんですね。

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おせちの中身の由来や意味

お正月になるとおせちをつまみにお酒の進むお父さんも多いのではないでしょうか。
子供たちは黒豆やだて巻きなどの甘いものに群がり、お母さんも作るのは大変ですが日持ちするので、あとはゆっくりするだけです。

そんな汎用性のあるおせちですが、今回は中身の意味や由来を調べてみました。
地方によって違いますが、基本的におせちは「祝い肴三種」「煮しめ」「酢の物」「焼き物」で構成されています。
祝い肴三種の中身は関東では黒豆・数の子・ごまめ(田作り)、関西では黒豆・数の子・たたきごぼうで分かれているみたいです。

お重に入れる一つ一つの料理は、火を通したり干したり、お酢に浸けたり味付けを濃くするなどして、日持ちをよくしてありますよね。
これは年神様を迎えて共に食事をする正月の火を神聖なものとして、神様と一緒に食べるお雑煮以外の料理では煮炊きをできるだけ避けるという風習からきているそうですよ。
家事から女性を解放してあげようという見方もあるみたいです。
お重に詰める料理には地域の特色があり、代表的なものに石川県の「べろべろ」、滋賀県の「赤こんにゃくの煮物」、これは汁物ですが徳島県の「ふくさ汁」、鹿児島県の「こが焼」などがあります。
関西では「睨み鯛」といって三が日の間箸をつけない、尾頭付きの鯛を焼いたものをお重に詰めるそうです。

地域の特色のみならず、保存技術の進んだ現在ではローストビーフや珍味などもお重に詰められていますね。

品数が多く手間もかかるおせちは家庭で作ると大変ですが、手軽にスーパーやドラッグストア、百貨店や料亭、インターネットでも好みに合うものを予約・注文できるので助かりますね。
さてそれでは、おせちの代表的な料理に込められた願いをみてみましょう。

まずは黒豆です。
おせちには必ず入っていますよね。黒豆の黒色は邪除けの色とされています。黒く日焼けするほど”マメ”に働けるようにという願いも込められているようです。
このようにおせちの料理には、だじゃれのような願いが込められたものが多くあります。
鯛の焼き物も同様に、めで”たい”の語呂合わせです。昆布巻きもよろ”こぶ”、くわいはちょっと強引ですが、平仮名の「か」を「くわ」と表し、「くわい=かい=快」という意味だそうです。
他の料理でも、結構安直な願いが多くあります。数の子は「子孫繁栄」、田作りは「五穀豊穣」、紅白かまぼこに至っては「紅白の色が縁起がいい」という意味です。

おせち料理の意味について調べてみると意外と面白いので、食べながら周りの人と予想してみても楽しいかもしれませんね。

 

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