お墓参りの仕方で線香のあげ方や花の供え方を知っていますか?
お墓参りではお線香やお花はみんなあげますよね。
お盆やお彼岸、お墓参りの時期に供えて復習しておきましょう。花を選ぶコツも紹介していきます。
お線香のあげ方
お線香は束であげる、数本にばらしてあげるという2通りが大きく分けてあります。
この違いは宗教や地域、風習などで異なっていて、絶対に束で揚げる!と言った決まりはないんです。
いくつか例をみてみます。
束であげるときは、束に線香をつけ線香を置く場所に置きます。
お線香を分けてあげるという時は、本数が宗派によって違うこともあるので注意が必要です。
宗派だけでなく、その地域の風習もあり置き方が異なります。
1本→曹洞宗、日蓮宗、臨済宗、禅宗
2本→浄土宗
3本→天台宗、真言宗
3本は仏、法、僧に供えるという意味。
宗派はあまり関係なく、お線香は気持ちということであげかたにはこだわらないなんてこともありますね。
お線香を寝かせて置くときは、火をつけた方を左にして置きます。
ただ束であげても、ばらしてあげても息を吹きかけて火を消すのはやめましょう。
お線香の火が自然と消えるのを待つか、お線香をふる、もしくは手で仰いで火を消すようにします。
お線香をあげる順番は故人との関係が近かった人からあげていきます。
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お線香の選び方・種類
お線香は香りのついたお線香が売っていますよね。仏さまは香りをいただくということだから、どの線香を選べばいいのかということですが
お線香で多く取り扱いがあるのは、白檀(びゃくだん)、伽羅(きゃら)、沈香(じんこう)です。
どれを選んでも大丈夫です。
白檀は植物で甘い香りがします。伽羅と沈香は樹脂が蓄積したものですが、沈香のうち質の良い物を伽羅とよびます。
お線香を上げる意味
仏様はお供えしたお線香の香りを頂きます。
お墓参りで線香をお供えするのは、食べ物を差し上げるという意味合いもあります。お線香を供える側にとっては、お線香を通して亡くなった故人と香りを共有することができる時間なんです。
お線香の香りは気持ちを落ち着ける効果もあり、個人を思ってお供えすることでお墓参りするこちらの人間も悲しみを癒すことができているのではないでしょうか。
またお線香の煙にはその場を清める効果もあるとされています。
お墓参りの前にすること
①お墓参りの前には、手を清めることを忘れずに。
②その後、掃除をする場合は掃除を。
③お花を供えます。
④お供え物を供えます。
⑤お線香を供えます。
⑥お墓に水をかけます。
⑦手を合わせます。
というような流れでお線香をあげる前からやっていきます。
お供え物のあげ方
半紙の上にお供え物をおきます。包みがある場合はそのまま備えても大丈夫です。
最近では鳥などが食い散らかすこともあるので、お供え物をしたら変える時には持ち帰るようにしましょう。
お花の供え方
お花の供え方はお参りをする人に向けて供えます。
お花を売っているお店で1対になるように、お花が売っていることも多いです。左右の花立にお花を供えます。
お水は腐っていないものをいれることでお花を長持ちさせることができます。
お花の高さは、高すぎると風で倒れてしまうこともあるので合わない時はハサミで調整します。
お花の選び方
実はお墓参りで供えるお花にはこの花は絶対ダメといった決まりはないんです。
こちらにもまとめました。
>>お墓参りの花を前日に準備!値段や相場と注意点を分かりやすく解説
菊などの仏花に好まれるお花を選ぶのも1つのポイントですが、3本で花束を作る場合は、白、
黄、紫を入れるとバランスが良く見えますし、5本の場合は、白、赤、黄、紫、ピンクや赤とい
った色を入れるようにするとまとまって見えます。
仏花によく見かける組み合わせですよね。
あとは1本高い花を入れ、ひし形の様な形に花の高さを揃えるときれいにみえます。
まとめ
お墓参りの仕方、特にお線香とお花の供え方選ぶコツをみてみました。
お盆にはお墓参りに行きますよね。
お墓参りには気持ちが大切ですが、正しいお墓参りの仕方をするとお墓参りをする側の気持ちを静めてくれたりといいこともあります。
参考にお墓参りしてみてください。
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