神社の参拝はどれくらいしていますか?頻度に決まりはないですよね。
頻度に決まりはないとはいえ、いざって時に神様にお願い!して叶えてもらえるのでしょうか。
どれくらいの頻度で神社の参拝をしたらいいのか書いていきます。
神社を参拝する頻度はどれくらいがいい?
神様に願い事を叶えてほしい!
何回お参りしたら効果があるかな?
と思ったことありませんか。
実際、何回お参りするのが効果的なのでしょうか?
お百度参りしたらかなうのでしょうか?
調べてみましたが、お参りの回数に決まりはありません。
たくさんお参りしたら必ず叶う、というわけではないようです。
時間・経済的がどれくらう使えるかや、環境によって参拝できる回数は変わってきますよね。
年に一度、たとえばお正月や帰省した時にお参りするということでも問題ないと考えられています。
大事なのは「神様を信じている」という気持ち、「神様に感謝しご挨拶に伺う」という気持ちです。
「回数」ではなくて、お参りに伺う際の「質」なのです。
また、何度もお参りに通っている方はそれだけ「かなえたい願い事」のことを考えている時間が長くなります。
「何回も通うのは良くないのだろうか…」と悩む必要はありません。
考えている時間が長い分だけ、かなえるためのチャンスやアイディアに恵まれることもあるかもしれません。
人生に大きな変化があり、参拝に通っていた神社から遠く離れた地に住むこともあります。
病気やけが、家庭の事情などで定期的にお参りに行っていたのに、行けなくなることもあるかもしれません。
そのような場合、ご家族などに代わりに参拝していただくことを「代参(だいさん)」、神社の方角に向かい参拝することを「遥拝(ようはい)」と言います。
代参や遥拝で神様にご挨拶することも失礼ではないんです。
神社に伺えるのであれば、ご自身の納得がいく頻度でルールとマナーを守って参拝するようにするといいですよ。
願い事をかなえる正しい神社の参拝方法・マナー
願い事をかなえるには参拝の「質」が大事であると書きました。
質を高めるため、まずは参拝のルールとマナーをおさらいしてみます。
まずは神社に伺う際の服装についてです。
男女ともに、露出の多い服はタブーです。
肩が出るようなキャミソールやオフショルダー、ホットパンツやミニスカートなどに気を付けましょう。
素足にサンダル、自宅や近所のコンビニに行くような部屋着・パジャマなどのだらしのない服装もNGです。
夏の旅先で神社にお参りする際などは、羽織物を持っていると対応するようにするといいですよ。
また、「穢れ」を持ち込まないようにするため、お風呂などで身を清めてお参りするといいとも言われます。
怪我をして出血がある時や女性の生理時も「血の穢れ」ということで、参拝を避ける風習もあるようです。
同じように「死の穢れ」を避けるために忌中の参拝は通常行いません。
忌中とは、神道で個人が亡くなられてから、50日の五十日祭まで(仏式では49日法要まで)ということです。
勘違いされがちな「喪中の一年間は参拝ができない」のではなく、「約50日は参拝ができない」と覚えておけば良いでしょう。
やむを得ずその期間内に神社の敷地に足を踏み入れなければならない場合には、社務所にお電話などで相談してもいいかもしれないですね。
この「穢れ」については「気枯れ」という漢字をあてることもあり、これは「弱っている時に無理に参拝しなくてもいいよ」という神様からのご配慮でもあると考えられています。
「来てはいけない」ということではなく「お休みしていなさい」という考え方です。「気枯れだから絶対に参拝できない」ということではありません。
きちんと清潔にし、体調に不安がない状態でお参りします。
今日は参拝に伺える!という日のため、手順を確認しておきしょう。
- 神社に到着し、衣服を整え軽くお辞儀をして鳥居をくぐります。
帽子やサングラス、マスクなどはこの時に外すのがマナーとされています。 - 手水舎で、下記の手順で手と口を清めます。
(2-1) 手水舎の前で一礼
(2-2) ひしゃく(水を汲む道具)で水を汲む
(2-3) 右手でひしゃくを持ち左手をすすぐ
(2-4) ひしゃくを左手に持ち替え、右手をすすぐ
(2-5) 再度右手にひしゃくを持ち替え、左手に水をためて口を清める
(2-6) 左手をすすぐ
(2-7) 右手でひしゃくを立てるようにして、残った水で柄(え)を洗い流す
手水舎の水盤に小銭を投げ入れたり、ひしゃくに直接口を付けないよう気を付けてください。 - 参道を神殿に進み、賽銭箱の前などに立ちます。
- 一礼して進み、鈴があれば静かに鳴らし賽銭を入れます。
- 「二礼(お辞儀を2回)二拍手(2度手を叩く)一礼(お辞儀を1回)」で拝礼します。
お願い事がある場合、二拍手と一礼の間に合掌してお願い事をします。
この時まずはご自身の名乗りをした上で、お守りいただいていることを感謝しお礼を申し上げます。
その後お願い事をし、一礼して退きます。
一列に並んで参拝を待つ方がおられますが、神様はマンツーマンでないと聞いてくださらないということはありませんので
神社で定められたルールに従ってお参りしましょう。
(4~5人、広いところであればそれ以上の方が横に並び同時にお参りできることが多いです)
神様とお話ししたい時間が長い場合、正面から外れて参拝される方もいらっしゃいます。
他の参拝者の方や神社のご迷惑とならず、心行くまでお参りすることが出来るかと思います。 - 末社・摂社等を一巡したり、お札・お守りをいただいたり、おみくじをひくなどして神様のパワーをいただいたら
本殿に一礼して鳥居に向かいます。 - 最後に鳥居をくぐった後、神社の方を向き再度一礼して帰路につきます。
困ったときの神頼みに効果はある?
困った時だけ「神様!」と神頼みをして、お礼参りをしない、とずいぶん図々しいな、と思われてしまうかもしれません。
例えば自分に置き換えてみた時に、普段から信頼と感謝を伝えてくれている人のお願いと、困った時にしか参拝しない人のお願い、どちらかと言えば前者の方のお願いを叶えたいですよね。
神様がそのようなご贔屓をなさるかは別として、神頼みする人間の心のどこかに「都合のいいお願いだな」とか「図々しいお願いだな」というしこりが残りそうです。
普段から参拝の習慣があり、本当に困った時に「神様お願いします!」と助けを乞うのであれば、「信頼できる神様」に対するお願い事として叶うことも期待できるかもしれません。
困った時の神頼みに効果があるように、無理のない範囲で満足のいく参拝をしたいですね。
神社を参拝する頻度のおすすめまとめ
神社の参拝の頻度のおすすめは?について書きました。
神社の参拝頻度にきまりはありません。ですが、困ったときに突然行くよりは日頃、節目に行くようしした方がいいかもしれませんね。